登山・キャンプ用マットのおすすめ持ち運び方法(バックパッカー向け・クローズドセルマット運搬)

こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。

 

夏冬問わずキャンプ泊に最低限持っていきたいギアの定番といえば、マットではないでしょうか?

 

マットには

 

  • 硬い地面での寝つきの悪さ&体の痛みを軽減する
  • 地面の冷たさ&湿気から体を守る

 

という素晴らしい機能がありますからね。

 

そして、そんな重要なマットには大きく分けて2つのタイプがあります。

マットのタイプ
  • 空気を入れて膨らませるタイプ(エアーマット・インフレータブルマット)
  • 空気注入不要のクローズドセルマット

 

私が気に入っているのはクローズドセルタイプのマットですね。

 

これがクローズドセルマット

広げた状態

 

私がクローズドセルタイプのマットを気に入っている理由としては

クローズドセルタイプの強み
  • 軽い
  • すぐ使える
  • パンク(空気漏れ)の心配がない
  • 基本的にメンテナンスが不要

だからです。

 

どんな状況でも一定のパフォーマンスが保証されているクローズドセルマットは、全キャンパーにおすすめしたい一品。

 

しかし、そんなクローズドセルマットには大きな弱点がありまして

 

それは

 

とにかく嵩張る(かさばる)

 

ということ…(´・ω・`)

 

まぁ、オートキャンパーなら、多少の嵩張りは苦にならないかもしれませんが、バックパッカーにとってこの点は大きな悩みの種なんですよね。(;^ω^)

 

苦し紛れにどうにか持っていこうとすると

こんな感じ↑になっちゃう。

 

特に画像内のクローズドセルマットの幅は56cmと広いので、このような持ち運び方をすると

 

  • 電車乗る時に周りに迷惑
  • 山中の険しいところ入る時にマットが引っ掛かる

などのデメリットがあります。

 

しかし、持ち運び方を工夫すれば、これらのデメリットを解消できます。

 

私が行っているクローズドセルマットの持ち運び方法はこんな感じ↓

正面

俯瞰(上から)

 

早い話、ロープワークを駆使してリュックサックに括り付けているわけですね。

 

これ、かなり快適なのでおすすめです。

 

 

そこで今回は、バックパックキャンパーである私が行っているマットの持ち運び方法を解説していきます。

 

今回紹介する方法を知ることにメリットは以下の通り。

メリット
  • クローズドセルマットのデメリット(嵩張る)をカバーできる
  • 汎用性の高いロープワークの基本が身に付く
  • 電車移動でも邪魔になりにくいクローズドセルマット運搬方法が身に付く
  • 険しい山の中(ブッシュ)でも引っかかりにくいクローズドセルマット運搬方法が身に付く
  • マット外付けのため、バッグ内に他の物を入れる余裕ができる

 

また、マットをくくりつけるのに使っているパラコードは、タープ設営用のものを使いまわしているので、余計な荷物を持っていく必要もありません

 

覚えておくと何かと便利なので、最後まで読んでいってくださいね。

 

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用意したもの

モザンビーク製クローズドセルマット+パラコード

リュックサック( Deuter ACT LITE 40+10)

用意したもの
  • モザンビーククローズドセルマット

  • パラコード450cm程度一本(青色)

  • パラコード150cm程度一本(黄色)

  • リュックサック( Deuter ACT LITE 40+10)

 

 

マットの括り付け手順

完成はこんな感じになる

 

ステップ①:マットをパラコードで縛る

ロゴがない面を上にしてマットを置きます。

 

 

450cm程度のパラコード(青)の末端をマットの端から50cmほどのところに置いておきます。

 

 

パラコードをマットの下に潜らせ

 

 

マット表面にあるパラコードと絡ませて十字を作る。

 

 

同じ手順を踏んで、反対側にも十字を作ります。

 

 

2つ十字を作ったらマットを裏返して下さい。(向こう側へ縦180°回転させる)

 

 

裏返したら、パラコード両末端を引っ張って、全体にテンションを掛けて下さい。

マットにパラコードが若干食い込むくらいに、テンションを掛けるべし

 

 

右側のパラコード末端を「の」の字を描くようにして、結びます。

上を一旦通過して、下へ潜り込ませる

ここも上を通過、下に潜らせる

 

 

しっかりテンションを掛けてから、結びを絞ります。

 

 

もう一方も同様の手順で『「の」の字結び』を行ってください。

 

 

次に『縦結び』を行っていきます。
パラコード両末端を画像のように絡ませてください。

 

 

手前側に来た末端を輪に通し、両末端を引っ張れば『縦結び』の完成です。(パラコードが緩まないようテンションを掛けながら行う)

輪の中に末端を通している図

引き絞った後

 

補足
『縦結び』が良く分からない場合は他の結びでも構いません。緩まなければ何でもOKです。

 

ステップ②:マット下部をリュックサックに固定する

 

リュックサックにマットを充てがいます。(マットの向きはロゴをこちら側、『縦結び』の箇所をリュックサック下部に来るようにする)

 

補足

マットをリュックサックに充てがう際、中心より左側にズラすと良いです。(理由は後述)

完成した様子。マットをリュックサックの中心より左側にズラしている

 

パラコードの左側末端(短い方)を使って、マットを固定していきます。

 

リュックサック左下方にあるループにパラコードを通します。

 

補足
ループがないリュックサックを使用している方は、引っ掛けられそうなところにパラコードを通してください。(サイドコンプレッションストラップやバックルの隙間など)

 

『スリップノット』で結びます。

 

 

今度は反対(右)側。
もう一方のパラコード末端をリュックサック右側のループに通していきます。

 

 

今度は『自在結び』を行います。

 

結び目を移動して、しっかりテンションを掛けてリュックサックにマットを固定してください。

 

 

これでマット下部の固定は完了です。

 

ステップ③:マット上部をリュックサックに固定する

 

150cm程度のパラコード(黄)を使います。

 

リュックサック左上部のループに『スリップノット』を施します。(パラコード末端付近で行う)

 

マットの周りをくるりと一周させる。

 

 

パラコードを持ったまま反対(リュック右)側へ移動し

反対(右)側

 

 

リュックサック右側上部のループにパラコードを通し

リュックサック右上のループに通す

 

 

『自在結び』を施します。

 

 

最後に上下2箇所の『自在結び』を動かしてテンションを強めれば、固定は完了です。

 

 

余ったパラコードの末端は、適当に束ねて引っ掛けておけばOK。

余分のパラコードの処理。ここはお好みで。

 

正面

俯瞰

右側

 

マットを片側に寄せて固定しているので、フロントポケットや下の収納スペースへアクセスしやすくなっています。

 

さいごに

今回は、私が使用しているリュックサックを例にとって説明しましたが、市場に出ているリュックサックの大きさや形状、機能はさまざま。

 

ゆえに、今回紹介した方法が、そのまま適応できない場面も多々あるかと思います。

ぜひ、ご自身が利用しているリュックサックの仕様にあわせてロープワークをアレンジして挑戦してみてください。(*^^*)

 

この記事があなたのアウトドアライフ向上の一助になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。m(_ _)m

 

 

 



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