【メスティン飯盒不要】アルミ缶を使った焚き火炊飯の方法を解説

こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。

 

世間はソロキャンプブーム。

 

都心の喧騒や人間関係の柵(しがらみ)から解き放たれて、一人静に自然を楽しみたい。

 

そして、できだけ道具を減らしてミニマムな焚き火料理がしたい。そんなニーズが増えているような気がします。

 

キャンプ飯かー…楽しそうだけど飯盒持っていないんだよね。最近では『メスティン』という飯盒が流行っているみたいだけど、炊飯するには買わないとだめなのかねぇ…

 

いえ、そんなことはありません。

確かに『メスティン』はいろいろな料理ができる便利なクッカーですし、私も持っています。

 

 

しかし、炊飯するだけなら飯盒は要りません。

 

飯盒が要らないの?じゃあ竹を切り出してクッカーとして利用するとか?

 

それも方法のうちの1つですが、竹の採伐OKなフィールドを探すのは困難です。あまり現実的な手段とは言えません。

 

そこで私の考えるベストな炊飯道具はこちら。

 

350mlの空きアルミ缶です。

 

今回の記事では『350mlの空きアルミ缶』を使った焚き火炊飯の方法、アルミ空き缶を使うメリットなどを解説していきます。

 

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『350mlの空きアルミ缶』を使うメリット6つ

  • お金が掛からない
  • ゴミの再利用になる
  • 持っていく道具を減らせる
  • 家に保管する道具を減らせる
  • 水を計量する必要がない
  • 入手が簡単

 

早い話がメリットだらけです。

 

本来捨てるはずの空きアルミ缶を再利用し、使い終わったら都度捨てる。しかも飯盒要らず。

家の中に余計なものを置いておかなくても良くなります。

ミニマリストにとって嬉しいテクニック、それが『アルミ缶炊飯』なのですね。

 

アルミ缶炊飯に必要なもの

  • 空きアルミ缶
  • 米1合
  • ナイフ
  • 蓋用の枝or木片(今回は薪の一部を利用)
  • 熱源(今回は焚き火)

 

ナイフはアルミ缶切断や蓋用の木片を加工するのに使います。詳細はこのあと解説しています

 

アルミ缶炊飯のやり方

ステップ①:米を入れる

『350mlの空きアルミ缶』を用意します。

プルタブは邪魔なので取り外しておきましょう。

 

アルミ缶にお米1合を入れます。

1合分の胚芽米。ビニール袋に入れておくと、あとが楽です

 

袋の端をナイフで切り落とします。

なぜ、わざわざ袋の端を切るのか?

理由は、元々開いている袋の口では大きすぎて、アルミ缶の口に米を入れるのには適していないからです。

 

ビニール袋の端っこを1cmくらいだけ切るのがポイントです。

 

切った口をアルミ缶の口の中に入れるようにして米を流し込むとスムーズです。

なめらかに米が穴に吸い込まれていく

 

一粒たりともこぼさず入りました(*^^*)

 

次に水を入れます。

 

水の量は缶の入口ギリギリまで入れて下さい。するとちょうど良い水加減となります。

 

水の量を計る必要がないので楽ですね♪

 

補足

白米を使う場合、大体30分くらい米を水に浸けておけば、炊飯するのに問題はありません。(玄米なら6時間くらい浸けておくのが理想ですが、キャンプでは難しいですよねw)

時間的に厳しいのなら、すぐに炊き始めてもOK。普通に食べられますよ。

 

ステップ②:アルミ缶の口をふさぐ栓を作る

米に水を浸透させている間に、アルミ缶の口を塞ぐ栓(蓋)を作ります。

 

アルミ缶の口より少し太めくらいの薪or枝が必要です。

ない場合は薪をバトニングして作って下さい。

 

バトニングについて補足

バトニングとは刃物の背を叩いて薪を割る方法のことです。バトニングに使う刃物には一定以上の頑丈さが求められます。100均のナイフや折りたたみナイフなどでは絶対に行わないで下さい。

バトニングをしている様子

 

バトニングし終わった薪を3〜5cmくらいにカット。

シルキー(Silky) 折込鋸 ポケットボーイカーブ
ユーエム工業(Silky)

 

木片の先端をアルミ缶の口より少し小さめになるように削ります。

先端の形

 

木片でアルミ缶の口を塞ぎます。

缶正面側

缶ウラ側

 

ここは完全には塞がず、わずかな隙間を作ります。通気孔ですね。

ステップ③:いざ炊飯へ

アルミ缶を焚き火内に投入します。

 

えっ!?こんなダイレクトに焚き火の中に入れたら栓にした木片が燃えちゃうんじゃないの?

 

ノープロブレムです。全く燃えませんよ!もし、木片が燃えてしまったのなら、それは火力が強すぎです。適正火力で炊飯すれば、木片は焦げすらしません。

 

不安なら木片を水で濡らしておきましょう。燃えにくくなります。

 

適正火力に保つポイント

焚き火の炎で缶を炙るのではなくて、木炭の輻射熱で加熱するように心掛けるのが上手に炊くポイントです。(輻射熱は高温の木炭から発せられる熱線のこと)

炭の輻射熱でじっくり加熱している図

もし、薪を新たに燃やす時は、アルミ缶から数センチ以上離れた場所で行うと良いでしょう。

 

加熱するとすぐに水が浮いてきます。吹きこぼれるようなら、炭を遠ざけます。

 

5分に1回くらいの頻度でアルミ缶を水平180°回転させてあげると、炊きムラが少なくなります。

木片をつまんで缶をクルリと180°回転。これを適宜行う

 

逆に火力が弱いと思ったら、数十秒の間、強気に炎で炙るのもアリです。(やりすぎは禁物ですが)

時には強気に高火力!

 

細かな泡が出てきました!

沸騰してきた証拠ですね。

 

調子に乗って火力を強めすぎたようです。少し吹きこぼれてしまいましたw

弱火モードにシフトしますね(´・ω・`)

 

吹きこぼれてしまったので木炭を少し離して弱火にしている図

 

加熱して15分ほど経ったでしょうか。泡に粘り気が出てきました。

粘り気のある大きな泡が発生

 

こうなれば、加熱終了まであと数分。

 

更に加熱を続けていると、泡が出てこなくなります。

缶の口が乾き始めてきた

 

こうなれば、あとはもうちょい。

 

缶の口の周りに汁気がなくなったら加熱終了の合図。

缶の口がこのくらい乾いたら加熱は終了

 

ステップ④:炊飯後の工程

あとは焚き火から離して5~10分ほど放置します。

オモテ側

ウラ側

 

これには予熱による蒸らしの効果と、程よく缶を冷ますことによる開封時のやけど防止の2つの意味があります。

 

補足

蒸らしをしっかり行いたいのなら缶にタオルなどを巻くのが良いと思います。

洗い物や余分な荷物が増えるので、私はやらないことが多いです。

 

5~10分ほど経ったら、栓を外して中身を確認しましょう。

粒がしっかりしているのを確認!

 

ナイフでアルミ缶をコの字に切り抜きます。

 

アルミ缶を開く際、エッジで手を切らないように『耐切創性グローブ』などで保護して行うことを推奨いたします。

 

 

それでは、いざ、ご対面!!   

うん!中々良い感じの炊き加減ですね(*^^*)

 

ステップ⑤:食す!!

良いふっくら加減。箸は薪を削って即席で作ったもの

 

それでは一口いただきます(^o^)

 

うむ…。芯がなくベタッともしていない…ナイスな炊きあがり(*^^*)

 

実は炊飯の途中でちゃっかりオムレツを作っていた私。

 

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オムレツの味付けはアウトドアの定番、『クレイジーソルト』!

 

 

オムレツにカイワレを添えればアウトドアランチの完成!!

 

その名も『意識低い系オヤジのノンオイル木炭混入オムレツのカイワレ添え&アルミ缶炊飯の胚芽米』!

 

これが映えるか映えないかで言ったら、映えませんねwww

 

 

しっかりランチを堪能した後のアルミ缶の内部を確認。

 

焦げ付きもなく、丁度良い具合で炊けていたようですね(*^^*)

 

お焦げが欲しい場合は、最後に強火で仕上げると良きでしょう

 

注意事項

使い終わったアルミ缶は、各自持ち帰ってから処分してください。(ゴミ捨て可のキャンプ場は除く)

 

それでは良きキャンプ飯を〜(*^^*)

 


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