こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。
2020年現在、私は個人事業主としていろいろやりながら、通信制の大学にも在籍している、まぁ世間からしたら「ちょっと変な」おっさんと言えるかと思います。
そんな私は、東京都の青梅線沿線にある高校の中でも偏差値最下位クラスの超底辺高校の出身。
当然、学校の勉強は壊滅的に出来ませんでした。(^q^)
特に苦手だったのは英語ですね。 高校卒業時ですら「基本5文型」という概念を知らなかったんです…
基本5文型とは
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第1文型=SV
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第2文型=SVC
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第3文型=SVO
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第4文型=SVOO
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第5文型=SVOC
ちなみに「基本5文型」は中学1年で習います。
今にして思えば、よく卒業できたものだなぁと感心してしまいますねw
しかし、中学1年生以下の英語力しかなかったそんな私でも20代半ばに夜間清掃員のバイトをこなしながら1年半ほど独学したらTOEICスコアを765まで伸ばすことができたんですよね。
今回は、英語能力が中学1年生以下だった私が、なぜTOEICの勉強をしようと思ったのか、そしてどのような方法でTOEICスコアを765まで伸ばしたのかをお伝えしていきます。
超底辺高校出身の私がTOEICを独学しようと思った理由
卒業してから数年後、世間では「外資系」「グローバリズム」なんて言葉がもてはやされ、英語ができる=イケてるという風潮が色濃くなってきた感がありました。
2014年には「港区女子」という言葉も流行。
さらに同年、そんな「イケてる感」を後押ししたのが、楽天が英語を社内公用語とする旨のニュースではないでしょうか。
また、楽天は中間管理職へ昇格するにはTOEIC700点以上取得を必須条件として提示。
2014年前後の楽天は、新球団を設立していることから分かるようにかなりイケイケな状態。
株価の推移を見てもイケイケなのが一目瞭然です。(^q^)
まぁ、私が英語(TOEIC)の勉強を初めたのは2000年代後半なので、港区女子や楽天の爆進より前の話になりますが、英語できる=デキる男という図式は当時からありました。
書店にはいろいろなTOEIC参考書が平積みされていましたし、Web上には「たった3ヶ月でTOEIC990点達成!」なる怪しいバナーもよく見かけましたね(^_^;)
能力は凡人以下なのに意識だけは常人以上な私は、世間のこのような空気に見事に感化され
グローバリズムだ!!
日本語しかできないやつは置いていかれるぞ!!!
という感じのいわゆる「意識高い系」にジョブチェンジしてしまったわけですw
なぜ、数ある英語系検定のなかでTOEICを選んだのか
- 英検と違い、合否判定ではない。
- マークシート方式なので、取り組みやすいと思った。
- 年に何度も試験が実施される。(年10回、約80都市で実施)
- 受験料が割と安い
からです。
(※残念ながらTOEIC受験料は、2020年4月から値上げして6,490円になりました(´;ω;`))
どのような環境&方法で勉強していたのか
結論から言えば、テキストと問題集を買い漁っての完全独学です。
約1年半の間、トラアル&エラーの繰り返しでした。
ざっくりまとめるとこんな感じ↓です。
- テキストと問題集を買い漁っての完全独学。
- 約1年半の間、愚直にトラアル&エラーの繰り返し。(効率性などほとんど考えない)
- 中1の参考書からスタート。
- 勉強始めて2ヶ月あたりに初受験。スコアは285。
- 受験回数はトータルで8回
- 総勉強時間は3000時間ほど
- 周囲からのからかいの言葉&冷たい視線は無視
- 本は裂け、電子辞書は割れた。(両方とも開閉のし過ぎが原因)
- セミナーや塾みたいなものには行かなかった。
- 英訳コミックや洋画などを使い、楽しく英語に慣れる工夫を試みた。
落ちこぼれの戦略
勉強のコツを掴んでいる進学校出身の人なら、短時間で効率的に結果を出すことは容易だと思います。
しかし私はエリートではありません。
むしろ落ちこぼれの中の落ちこぼれと言っていいでしょう。
高校の同級生は、何人か少年院に行っていますし、援助交際をしている子もいました。
10代はそんな環境に居たこともあって、どのようにすれば効率的に学習できるのかを全く理解していなかったのです。
メンターと呼べる人も居ないし、今のようにYoutubeを観れば何でも分かるという時代でもありませんでした。
暗中模索の中、とにかく愚直にやること。
気になった書籍があったらすぐに買い、読み込む。
それしか思い当たらなかったんですよね。
勉強している当時、同じ職場の人たちが携帯ゲームをやっていたり、エロ話に興じている間にも、独り静かに休憩所の隅で勉強していました。
床用ワックスと洗剤でカピカピになった作業着のまま、スタバで問題集を解いていたこともあります。(ただのKYですねw)
最初は中1レベルの参考書からスタート
最初は中学一年生レベルの英語参考書を手に取り、高校英語レベルの参考書へステップアップし、英文法の土台を作りました。
ここだけで半年以上掛かったと思います。
最初のTOEICスコアは285
勉強始めて2ヶ月くらいのときに初受験してみたのですが
何が何だか分からない…
テストの間の2時間は茫然自失。
周りの受験生がスピーディにマークしている音を絶望しながら聞いていた記憶があります(^_^;)
総受験回数は全部で8回
記憶が曖昧なので7回かもしれないし9回かもしれませんが、それくらい受験していましたw(10年くらい前のことなので、多少の忘却はお許し下さいm(_ _)m)
スコアの推移
↓
次の試験で100点ほどアップ(正確な数字は忘れましたw)
↓
400点代〜500点代の間を行ったり来たり
↓
6回目あたりで英語に対する苦手意識が消えてきて、スコアが伸び始める。600点台到達(勉強始めて1年以上経過)
↓
7回目でスコア700前半
↓
8回目でスコア765達成(勉強始めてから1年半経過)
確かこんな感じですw
「TOEIC=英語力」ではなく、「TOEICスコア=TOEIC力」という当たり前の事実を無視できなくなってしまった結果、潮が引くようにやる気が消滅してしまったんですよね(^_^;)
トータル勉強時間は3000時間くらい
トータルで3000時間くらい勉強に費やしたと思います。(昔のことなので正確な時間はよく覚えていない)
効率もへったくれもない。
とにかく暇と元気があれば、職場やカフェ、電車内、自宅などでも参考書を読み、電子辞書を開いていました。
下手に効率性のことを考えた時期はモチベーションが下がったり、日常のトラブルなどで予定が狂うと過剰にイライラしていました。
基本的には効率にこだわらず、負担なく英語に向き合う時間を多く取るように意識しました。
結果として1年半もの間、孤独な状態にも関わらず勉強し続けることができたんです。
本は裂け、電子辞書が2つ壊れるくらい使い込んだ
もっとも愛用していた参考書は、手垢で小口が黒くなり、また、開閉のし過ぎで背表紙が縦に裂けたため、ビニールテープで補強して使っていました。
電子辞書も開閉のし過ぎで、ヒンジの部分が疲労し破損。
2個ほど壊しましたw
外野の野次には反応しない
もちろん職場には茶化してくる人も居ました。
当時の私は、低学歴の人間が英語学習をすることに何の意味があるなんて知りませんし、興味もありませんでした。
また、そんなことを考えたら負けだと思っていましたし、深く意味を考えたら、やる気が無くなってしまうのではないかという恐怖心もありました。
馬鹿にされようが、独り静かに取り組む。
ある種の思考停止が迷いを断ち切るコツですね。
ちなみに、他人の心無い言葉に無闇に反応しないことの大事さ、反応しないための心構えなどはこちらの書籍で語られています。
興味がおありの方は是非(*^^*)
英訳コミックや洋画、洋楽などに触れて、楽しく英語に親しむ工夫をした
TOEICスコアを伸ばす云々の前に英語に親しまなければならないと思い、漫画や映画、音楽などのエンタメに触れるようにしていました。
ちなみに、反社会的でバイオレンスなテーマの作品とTOEIC英語の相性は良くないですw
スコアに反映させたいのなら、マイルドな日常を描いた作品が良いと思います。
一番良くないのはモチベーションの低下ですから、モチベーションが上がればオールオッケー♪
TOEICには面接試験や論文問題があるわけでもありませんから、スラングが身についてしまっても問題ないはず。
実際私は「Sex Pistols」とか聴いていましたし(^_^;)
どのような物を使って勉強していたのか
当時は今(2020年)と違って、ネット上(Youtube上)に有用な無料教材がごろごろ転がっている時代ではなかった(私が探せていなかっただけ?)ので、いろいろな書籍(電子辞書)を買いまくっていました。
TOEIC(英語学習)のために使ったもの
- 中学参考書
- 高校参考書
- 勉強術系書籍
- 英文法解説書
- 言語学入門書
- 英訳漫画
- 洋楽
- 洋画
- TOEIC公式問題集
- 非公式問題集
- リスニング学習CD付きの書籍
- 短文穴埋め問題アプリ
- 電子辞書
- その他英語テキスト多数
本屋に行って、為になると思ったものはとりあえず購入しました。(ろくに読まずに古本屋行きになったものもありましたw)
10年以上前のことなので正確ではありませんが英語学習のために10万円以上は余裕で使っていたと思います。(受験代も込みです)
TOEICのPart5の短文穴埋めに関しては数百円のアプリを主に使っていましたが、基本は紙媒体です。
セミナーや塾みたいなものには一切参加しませんでした。
しかし、お金より時間が惜しい、もしくは独学ではモチベーションが上がらない人はセミナーや塾に参加したほうが、良いとは思います。(行ったことないので想像ですが)
買ったのを覚えている書籍を紹介
かなりの数の書籍を買ったはずですが、大半は忘れてしまいましたw
しかし覚えている書籍がいくつかありまして
特に私が愛用していたのが「ALL IN ONE」という書籍です。(※当時とは内容が違う可能性があります)
あまりに愛しすぎて携帯版も購入しちゃいました(^q^)
携帯版は手垢で黒く汚れ、背表紙が真っ二つになるくらい使い込んだものです。(縦に裂けましたw)
Part7の長文読解はこちらの書籍を使っていました。
(※↓こちらは新しいバージョンです)
新書サイズなので取り回しが楽で助かりましたね(*^^*)
公式の問題集は重くてかさばりますが、買っておいたほうが良いと思います。なにせ公式ですから。
(※↓こちらは新しいバージョンです)
TOEIC攻略の参考として、ロバート・ヒルキさんの書籍にはお世話になりましたm(_ _)m
(※↓こちらは新しいバージョンです)
英語学習サイトと言えばアルクさん。リスニング学習の際にお世話になりましたm(_ _)m
(※↓こちらは新しいバージョンです)
モチベーション維持のために英訳コミック(漫画)も買っていた
TOEICとは直接の関係はありませんが英語に対するモチベーション維持のために英訳漫画も買ってました。
当時ハマっていた「GANTZ」のペーパーバック版。日本で売られているオリジナルのものと比べて大分高価なんですよね(^_^;)
[※リンクは当時私が買ったものではなく、数冊がまとまった大ボリューム版(672ページ)です]
ドラマで興味を持った「のだめカンタービレ」のペーパーバック版も買っていました。
バイリンガル版(日英表記)もあります
英語だけだと疲れるので、日本語表記もあって読みやすいバイリンガル版の漫画もいくつか購入していましたね。
2020年現在の私が勉強するとしたら
ipadなどの電子媒体(ガジェット)やアプリをもっと活用する
あと、電子辞書のかわりにアプリやブラウザで検索しますね。間違いなくw
私が現在使っている「iPad Pro」は持っておいて損のないおすすめのガジェットです。
サイズ感、価格帯とともに自分の環境に非常にマッチしており大満足です。(*^^*)
勉強用としてはもちろんのこと、ノートとして、お絵かき(デザイン)ガジェットとして、映画鑑賞用として、その他の作業用として非常に優秀です。
iPad Proのスペックを引き出すにはペンやカバーなどのアクセサリも必須ですね。
以下は私が使っているものです。
♢Apple Pencil(第2世代)♢
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まとめ
私のTOEIC(英語)勉強方法(スタイル)
- テキストと問題集を買い漁っての完全独学。
- 約1年半の間、愚直にトラアル&エラーの繰り返し。(効率性などほとんど考えない)
- 中1の参考書からスタート。
- 勉強始めて2ヶ月あたりに初受験。スコアは285。
- 受験回数はトータルで8回
- 総勉強時間は3000時間ほど
- 周囲からのからかいの言葉&冷たい視線は無視
- 本は裂け、電子辞書は割れた。(両方とも開閉のし過ぎが原因)
- セミナーや塾みたいなものには行かなかった。
- 英訳コミックや洋画などを使い、楽しく英語に慣れる工夫を試みた。
スコアの推移(受験回数は全部で8回)
↓
次の試験で100点ほどアップ
↓
400点代〜500点代の間を行ったり来たり
↓
6回目あたりで英語に対する苦手意識が消えてきて、スコアが伸び始める。600点台到達(勉強始めて1年以上経過)
↓
7回目でスコア700前半
↓
8回目でスコア765達成(勉強始めてから1年半経過)
TOEIC(英語学習)のために使ったもの
- 中学参考書
- 高校参考書
- 勉強術系書籍
- 英文法解説書
- 言語学入門書
- 英訳漫画
- 洋楽
- 洋画
- TOEIC公式問題集
- 非公式問題集
- リスニング学習CD付きの書籍
- 短文穴埋め問題アプリ
- 電子辞書
- その他英語テキスト多数
英語学習のために使った書籍代は5万円以上。(昔のことなので正確ではないですが)
受験代も入れたら10万円ほど突っ込んでいたと思います。
2020年の今だったらアプリ課金(Kindle含む)やWEBサービスを駆使したipadメインの勉強環境を構築すると思います。
独学で頑張ろうとしている人へのメッセージ
たとえ中1以下の英語知識しかなくても、地頭が良くなくても、独学でも、根気よく続けていれば700後半程度のスコアは狙えます。
私の体験から言えることですが、短期的な効率性を追求するより、負担なく毎日英語に向き合えるように勉強方法を工夫することのほうが大事だと思います。
この記事が、あなたのTOEIC学習の励みになったら嬉しいですね(*^^*)
それでは良き学習ライフを〜٩(๑´3`๑)۶