【グラフ&表で解説】menuの新報酬と旧報酬体系を比較(賃金・料金)

こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。

 

先日、menuで4km案件(+400円ブースト)を終えた時のこと。

4km超案件(+400円ブースト)

 

あれ?4.2km+400円ブーストなのに992円って少なくね?(;^ω^)

と思って『menuクルーガイド』をチェックしてみました。

 

すると、どうやら2022年の2月24日に報酬体系が変わっていたようです。↓

【旧報酬=(ピック距離(km)+ドロップ距離(km))^2*20(円)+260(円)】

【新報酬=(ピック距離(km)+ドロップ距離(km)^2)*40(円)+260(円)】

参考:crewGuide

(※この計算式にはランクボーナスなどは含まれておりません。あくまで基本報酬を算出するための式です。実際の報酬は上の計算式に【ランクボーナス+ブースト+チップ】を加えたものとなります)

参考:crewGuide

 

何が変わったのか全く分からんw

 

変更されたのは以下の点です。

報酬計算の変更点

ピック距離とドロップ距離を足したものを2乗して×20

ドロップ距離のみを2乗してピック距離を足したものに×40

 

早い話、

ロングピックすると損

ロングドロップをすると得

というお話、改訂なわけです。

 

とはいえ、これだけではイメージできませんよね?

 

そこで、報酬の推移をグラフ化してみました!
ついでに新旧報酬比較もしてみたよ!
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表とグラフ(新報酬&旧報酬)

新報酬の推移

以下の計算式↓に『ピック距離』と『ドロップ距離』をそれぞれ代入していきます。

【新報酬=(ピック距離(km)+ドロップ距離(km)^2)*40(円)+260(円)】

 

計算例(新報酬)

【ピック距離2km、ドロップ距離3kmの5km案件】の場合、こうなります。↓

 

新報酬 = (2+32)×40+260 = 700円

 

表(新報酬)

新報酬体系。緑数字は基本報酬上限(2021年8⽉19⽇以降)

(※この表にはランクボーナスが含まれておりません。実際の報酬は上の表に【ランクボーナス+ブースト+チップ】を加えたものとなります)

 

グラフ(新報酬)

新報酬体系

 

グラフの傾向
  • ピック距離が0kmの場合、5km案件で上限の1200円に到達する
  • 例え10km案件をこなそうが、ピック距離10km(ドロップ距離0km)の場合、基本報酬はたったの660円

 

旧報酬の推移

以下の計算式↓に『ピック距離』と『ドロップ距離』をそれぞれ代入していきます。

【旧報酬=(ピック距離(km)+ドロップ距離(km))^2*20(円)+260(円)】

 

計算例(旧報酬)

【ピック距離2km、ドロップ距離3kmの5km案件】の場合、こうなります。↓

 

旧報酬 = (2+3)2×20+260 = 760円

 

表(旧報酬)

旧報酬体系。緑数字は基本報酬上限(2021年8⽉19⽇以降)

 

グラフ(旧報酬)

旧報酬体系

 

グラフの傾向
  • 以前は、ピック距離が7km以上なら上限の1200円に到達していた

 

新報酬と旧報酬の比較

表(新報酬&旧報酬)

新旧報酬体系比較。緑数字は基本報酬上限(2021年8⽉19⽇以降)

 

グラフ(新報酬&旧報酬)

新旧報酬体系

 

グラフの傾向
  • 新報酬体系の場合、5km案件でも上限の1200円に到達が可能
  • 旧報酬体系の場合、7km案件をこなさない限り、上限の1200円には到達しない

見方を変えれば、新報酬の場合、例え7km以上の案件をこなそうが、上限の1200円には到達しない可能性があります。

 

取ると得する案件(対旧報酬)

ここでは、旧報酬体系に比べて得をする案件を先程の表から抽出していきます。

一部同額のものも含まれています。

 

表(取ると得する案件〈対旧報酬〉)

取ると得する案件(対旧報酬)。緑数字は基本報酬上限(2021年8⽉19⽇以降)

 

グラフ(取ると得する案件〈対旧報酬〉)

取ると得する案件(対旧報酬)

 

グラフの傾向
  • ピック距離が2km以上の案件は総じて損。(一部同額)
  • 7km以上の案件を取った場合、得をすることはあり得ない。(損か同額(上限1200円))
  • 2km未満のミドル&ショート案件は以前と比べて報酬アップ

 

報酬改訂前と比較して待遇は良くなったのか?

menu側の立場からすると妥当と言える改訂だと思いますが、配達員の私からすると「旨みが減ったなぁ…(;^ω^)」といった印象を受けますね。

 

個人的には待遇は悪くなったと感じています。

 

そう感じた根拠を深掘っていきましょう。

 

残念と思う点①:稼げる案件の幅が狭くなった

【取ると得する案件(対旧報酬)】でも説明しましたが、旧報酬体系と比較すると、より稼げる(もしくは同等)範囲というのは狭くなっています。

取ると得する案件(対旧報酬)。緑数字は基本報酬上限(2021年8⽉19⽇以降)

 

ショート案件は報酬増傾向にあります。

しかし、そもそもmenuはショート案件の報酬が他のフードデリバリーサービスに比べて低くなる報酬体系なんです。

 

私のような掛け持ち配達員の場合、menuのショート案件は基本的には取りません。ショート狙うなら他のデリバリーサービスで取った方が稼げますからね。

 

ロング案件で安定的に稼げるのがmenuのメリットでしたが、今回の報酬改訂により、一概にそうとも言えなくなってしまったのが現状です。

 

残念と思う点②:報酬減の傾向

実際に私の配達記録↓を見ても、明らかな報酬減傾向が見られます。(両者とも配達距離は4.2km)

2022年2月24改訂後

2022年2月24改訂前

(もちろんショートピック、ロングドロップの場合は改定後の方が報酬増になります。)

 

改定後は、おおよそ150円の報酬減となっていますね…。(;^ω^)

 

残念と思う点③:UberEatsとのシナジー(メリット)が無くなった

UberEatsは店舗密集地帯にいないと鳴りにくいというシステムとなっています。

 

なので以前までは

繁華街などの店舗密集地域ではUberEatsで案件を取って住宅街に運ぶ

住宅街ではmenuで高単価案件を取る

という具合に、お互いの欠点を補う理想形、言うなればゴールデンコンビだったのです。

 

しかし今回のmenu報酬改定により、『住宅街にいる=ロングピック=低報酬』になったので、住宅街で案件を取るメリットがなくなってしまいました。

 

過疎地域(自宅とか)からでも高単価を狙えるのがmenuの魅力だったのに…(´・ω・)

 

以前ならば、こういう案件↓は率先して取りに行きたい案件でした。

ロングピック&超ショートドロップ案件

しかし、新報酬体系では『稼げない地雷案件』です。

 

私なら拒否しますかね…(´・ω・)

 

今後の戦略

改訂前の配達戦略は『店舗の少ない過疎地域で待機し、ロングピックを狙う』というものでした。

 

menuはショート案件の報酬が他のフードデリバリーサービスに比べて低いですから、基本的にロング案件を狙っていきます。ショート狙うなら他のサービスで受けた方が良いです。

 

これからは、以下2つの条件を満たした案件を取ると良いと思われます。

  • ピック距離は1km未満
  • 配達の総距離はおおよそ4km〜6kmの案件

 

つまり

『高単価案件を狙うなら店舗密集地域で待機。そして「ピック距離1km未満の配達総距離4km〜6kmの案件」のみを取る』

という方針に切り替えた方が良い、ということです。

 

まとめ

大事なポイントを復習
  • ピック距離が2km以上の案件は総じて損。(一部同額)
  • 7km以上の案件を取った場合、得をすることはあり得ない。(損か同額(上限1200円))
  • 2km未満のミドル&ショート案件は以前と比べて報酬アップ
  • 稼ぐなら店舗密集地域で待機。そして「ピック距離1km未満の配達総距離4km〜6kmの案件」を狙うべし

 

報酬改訂後、効率よく稼ぐためには以前より案件を厳選する必要性が出てきました。

 

考えることが多くなってしんどいですが、頑張っていきましょう!

 

それでは良きフードデリバリーライフを〜( ˆoˆ )/

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