【OBS】Mac&iPhoneでスマホゲームを生配信するまでの設定手順・導入ソフトを紹介&解説

こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。

 

今回は私がスマホゲームをiPhoneでプレイし、その映像をMacでYoutubeライブ(いわゆる生配信)している設定方法を紹介します。

 

今回のゴールは”とりあえず”

  • iPhoneの画面&音声
  • 自分の声(マイク音声)

を出力して生配信(生放送)することです。

 

なので『高音質・高画質』とか『録画の最適解』などを求めている人の期待に沿う内容ではありません。「とりあえず生配信できる環境を構築したい!」という人に向けた内容となっております。

 

また、録画設定や項目の効果などの解説は最低限に留めております。

 

それでは始めましょう!

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私が生配信に使っている機材

今回紹介する設定方法と一緒に参考にしていただければ、と思います。

マイクはミニイヤホンジャックに接続(外部マイクとして認識)

 

 

今回ダウンロードするソフト(無料)

必要なソフト
  • OBS
  • BlackHole(Background Musicでも可)
  • QuickTimePlayer(Mac内蔵アプリ)

    全て無料です。(^o^)

     

    ソフトの役割

    各ソフトの役割
    • OBS:Youtubeで生配信するために必要なライブ配信ソフト
    • BlackHole:iPhoneの音声をOBSに取り込むのに使う。仮想オーディオと言われるソフト
    • QuickTimePlayer:iPhone画面をMacに映す(ミラーリング)のに使う

     

    OBSダウンロード・設定手順

    まずは核となるライブ配信ソフト『OBS』のダウンロードから始めていきましょう。

     

    以下のリンクにアクセスして下さい。

    ダウンロード | OBS

     

    OBSダウンロードページに行ったら

    • 『アップルマーク』を選択
    • 『ダウンロード インストーラ』を選択

     

    画面左下にdmgファイルがダウンロードされたかと思います。

     

    他のdmg同様、『Applications』にドラッグ&ドロップしてインストールを完了して下さい。

     

    OBSをダブルクリックして起動。

     

    自動構成ウィザードが出てくるかと思いますが、設定は好きなもので良いと思います。(私は『キャンセル』を選択しています。)

    OBS管理画面

     

    OBSの設定をする

    補足

    OBSの設定詳細はこちらの動画↓が参考になります。

    【完全版】Mac版のOBSの設定をインストールから徹底解説!BGM・デスクトップ音声の入れ方も紹介!これさえ見れば配信・録画も簡単に出来ます!【M1対応!】

    これから私が行う設定の詳細が知りたい方は、視聴することをおすすめします。(とにかくすぐに生配信したい!という人はスルーして構いません)

     

    『設定』をクリック。

    OBS管理画面

     

    この先は私の独自設定です。必要に応じてカスタマイズしても問題ありません。

     

    一般設定

     

    配信設定

     

    出力設定

    出力モード『詳細』を選択しましょう。

     

    配信タブ内設定↓

     

    録画タブ内設定↓

    今回は録画無しでやっていくので『設定タブ』内の設定は不要だと思いますが、ついでにやっちゃいます。

     

    音声タブ内設定↓

    補足

    ちなみに私の環境下では音声ビットレートを320に設定したら、顕著な『画面のカクツキ』と『レスポンスの悪化』が見られました。

    超ハイスペマシンなら320でも行けるかもしれませんね。

     

    リプレイバッファタブ内設定↓

     

    音声設定

    注意

    ちなみに、OBSサンプリングレートとオーディオ装置のサンプリングレートを一致させていないと、音声不具合の原因となります。

    この機会にMac側のオーディオ装置のサンプリングレートをOBSと同じ48,000Hz(=48kHz)に設定しておきましょう。

     

    DOCKのLaunchpadから『Audio MIDI設定』を開きます。

     

    基本的には、全てのオーディオ装置を48,000Hzに設定しておくと安心です。

     

    映像設定

     

    ホットキー設定(ここは任意)

    ホットキーとは「特定の機能を実行するために割り当てるキー」です。

    即時でマイクミュートできると便利です。なので私は『/』キーで『マイクミュート』『ミュート解除』ができるように設定しました。

     

    詳細設定

    ここはデフォルトのままですね。いじっていません。

     

    BlackHoleをインストールする

    ここではiPhoneの音声をOBSに取り込むのに使う仮想オーディオソフト『BlackHole』のインストールを行います。

     

    以下のリンクからBlackHoleダウンロードサイトへアクセスします。

    BlackHole

     

    BlackHoleダウンロードサイトへアクセスしたら

    1. フォームに『メールアドレス』『氏名』を入力
    2. 『Subscribe for Free Mac Download』をクリック

    すぐさまメールボックスをチェック!

     

    届いたメール内に埋め込まれているリンクをクリック。

     

    ダウンロードページに来たら、以下のいずれか(もしくは全て)を選択してpkgファイルをダウンロードします。

    全部ダウンロードしておくのが間違いないでしょう。(今回は16chを使って設定していきますので、16chだけでも構いません

     

    左下のpkgファイルをダブルクリックします。(FinderからでもOK)

     

    出てくるダイアログの手順に従ってダウンロードして下さい。

    指示に従ってインストールを完了

    インストーラーは不要なので『ゴミ箱にいれる』

     

    『サウンド』の出力タブ内にBlackHoleが反映されていればOKです。

    補足

    【『サウンド』の開き方】

    【画面左上 → システム環境設定 → サウンド】の順にクリックしてください。

     

    QuickTimePlayerを使ってミラーリングする(iPhone画面をMacに出力)

    ここではiPhone画面をMacに反映させる方法を解説していきます。(いわゆる「ミラーリング」)

     

    MacとiPhoneをUSBケーブルで接続します。

     

    このときiPhoneの電源はONの状態にし、マナーモードを解除しておいて下さい。

     

    また、スリープ中だとミラーリングが反映されません。常にアクティブ状態にしておいてください。

     

    これからQuickTimePlayerを使ってiPhoneの画面をMacに出力していきましょう。

     

    『新規ムービー収録』でミラーリングする手順

    QuickTimePlayerを起動(アイコンをダブルクリック)

    Finder → アプリケーション

    これでDOCK内にQuickTimePlayerアイコンが出現します。

     

    1. DOCK内のQuickTimePlayerアイコンを『control+クリック』
    2. 新規ムービー収録をクリック

    DOCK内のQuickTimePlayer

     

     

    1. 赤い録画ボタン横の矢印をクリック
    2. カメラとマイクに『iPhone』を指定

     

    これでMacの画面上にiPhone画面が表示(ミラーリング)されました。

    補足

    ミラーリングが適切にされない場合、こちらの記事を参考にしてみてください↓

     

    このとき、音量バーを最大にするのも忘れてはなりません。

    音量がゼロの場合、OBSにiPhoneの音は出力されません。注意して下さい。

     

    デフォルトの音量はゼロなので、ミラーリングの度に最大音量に設定しましょう。

     

    ミラーリングしたiPhone画面をOBSに反映させる

    ソース内の『+』をクリック。

     

    『ウィンドウキャプチャ』をクリック。

     

    『OK』をクリック。

     

    赤枠部分をクリック。

     

    [QuickTime Player] ムービー収録を選択して『OK』をクリック。

    補足

    もし『[QuickTime Player] ムービー収録』が選択項目にない場合は、こちらの記事↓を参考にして呼び出して下さい。

     

    iPhone画面が映ったウィンドウをドラッグ&ドロップすれば配置を自在に変えられます。また、ウィンドウの縁(赤線)をドラッグ&ドロップすることにより大きさを変えられます

     

    iPhoneとマイクの音をOBSに出力する

    マイクはミニイヤホンジャックに接続(外部マイクとして認識)

    【画像内のアイテム】

    マイク

    マイクケーブル

    三脚

    三脚アダプタ

     

    現時点ではiPhoneとマイクの音が出力されていません。

    iPhoneとマイクの音をOBSに出力するための設定をしていきましょう。

     

    OBSに音を出力するには『サウンド』の入力と出力を適切に設定する必要があります。

     

    【画面左上 → システム環境設定 → サウンド】の順にクリックしてください。

     

    1. 『サウンド』の入力 → 『外部マイク』(ここはお好みでOK)
    2. 『サウンド』の出力 → 『BlackHole16ch』

    入力

    出力

    補足

    このとき『消音』にチェックが入っていると音が出力されません。

    意外と見落としがちなところです。チェックを必ず外しましょう。

     

    iPhoneのマナーモードが解除されているかも同時に確認しておいて下さい。

     

    OBS管理画面の音量バーに反応が現れました。(無事出力できた証)

    OBS管理画面

    補足

    私はiPhoneの音量ゲージが大体40%あたりを行き来するように音量を調整しています。

     

    YoutubeアカウントとOBSを連携させる

    OBSの『設定』をクリック。

     

    設定画面を呼び出したら

    1. 『配信』タブ
    2. 『ストリームキーを使用する(詳細)』
    3. 『ストリームキーを取得』

    の順にクリック。

     

    ブラウザ上で開かれた『Youtube Studioライブ配信管理画面』内の『ストリームキー(エンコーダに貼り付け)』の右側にある『コピー』をクリック。

    『Youtube Studioライブ配信管理画面』

     

     

    OBS設定画面にコピーしたコードを貼り付け、『OK』をクリック

     

    これで『配信開始』をクリックすれば生配信(生放送)が開始できます。

    赤枠内をクリックで開始できるが…

     

     

    …が、動画のタイトルやサムネイルの設定がまだですよね。

     

    というわけで、もうちょっとだけ続くんじゃ。

     

    『Youtube Studio』で動画のタイトルやサムネイルの設定をする

    動画のタイトルやサムネイルの設定は、先程開いた『Youtube Studioライブ配信管理画面』内の『編集』にて行うことができます。

    『Youtube Studioライブ配信管理画面』

     

    編集画面では

    • タイトル
    • 説明(動画概要欄)
    • 公開設定
    • サムネイル
    • タグ
    • 再生リストの選択
    • 収益受け取り

    などの設定を行えます。

    ここの操作方法は動画投稿と基本的に同じです。(なので詳細な説明は省かせていただきます)

    詳細が知りたい方はご自身でお調べになって下さい。m(_ _)m

     

    生配信の前にコンテンツをチェック(ここは任意)

    補足
    「事前チェックなど不要!」という人は、ここの説明を読み飛ばしてもOKです。

     

    ゲーム音や自分の声がどのように相手に聞こえているかが分からないと不安ですよね?

     

    『録画機能』を使って生配信前のチェックを行いましょう!

     

    『録画開始』をクリック。(配信は開始されません。ご安心下さい)

    数秒間、適当に喋りながらゲームをプレイしてみてください。

     

    適当なところで『録画停止』をクリック。

    これで、録画した動画ファイルが指定した場所に生成されました。

    Finder

    補足

    動画ファイルはこちら↓の画面で指定した場所にあります。

    OBS設定画面

     

    作成された動画を再生するときは、サウンドの出力を『BlackHole16ch』から任意のデバイス(今回はMac内蔵スピーカー)に変更して下さい。

    『BlackHole16ch』のままだと音を聴くことができませんので。

     

    動画をチェックし終わったら、再び『BlackHole16ch』に戻しておいて下さい。(戻さないとiPhoneの音がOBSに入力されなくなるので)

     

    いざ、生配信(生放送)開始!

    補足

    ちなみに、私はMac画面の左側にOBS、右側にブラウザを配置して生配信を行っています。

    Macの画面

     

    OBSの『配信開始』をクリックすると生配信が始まります。

    OBS管理画面

     

     

    『配信開始』をクリックしてから『Youtube Studio管理画面』に反映されるまで5〜10秒くらいのラグがありますが、問題ありません。

    視聴者からのコメントは画面右側の空欄に表示されます。

     

    あとはゲームをプレイし喋りまくるのみです(^^)

     

    生配信(生放送)を終了する

    生配信を終了したい場合は画像内↓の赤枠の部分をクリックして下さい。

    これで生配信は終了です。お疲れさまでしたm(_ _)m

     

    一息ついたらアーカイブ(Youtube上に自動生成される動画)のチェックをしてみましょう。

     

    ストリーム完了のダイアログが出てきているはずです。

    『Youtube Studioライブ配信管理画面』

    『Studioで編集』をクリックしてみましょう。

     

    ブラウザ上に新しいページが開かれました。

    生配信のアーカイブは『Youtube Studio』→『コンテンツ』→『ライブ配信』から確認できます。
    補足
    生放送直後だとアーカイブが反映されていないことがあります。その場合、時間を置くか『Youtube Studio』を別タブ(もしくは別ウィンドウ)で開き直して下さい。

     

    iPhoneとMacを使った生配信の基本的な設定&始め方の解説はここで一旦終了となります。

    お疲れさまでしたm(_ _)m

     

    この先はおまけ要素となります。興味のある方は引き続きお付き合いくだされば幸いです。

     

    おまけ:コメントを生配信画面に反映させる方法

    このまま↑だと空欄が多くて寂しいので、コメント欄を追加していきますね。

     

    こんな形↓を目指します。

    完成形がこちら

     

     

    『Youtube Studioライブ配信管理画面』のコメント欄(右側)にある『三点』→『チャットをポップアップ』の順にクリック。

    『Youtube Studioライブ配信管理画面』

     

     

    出現したウィンドウのURLをコピー。

    コメント欄のポップアップ

     

     

    OBSの『ソース』下部にある『+』をクリック。

    OBS管理画面

     

     

    『ブラウザ』を選択。

     

    『OK』をクリック。

     

    ブラウザのプロパティ内のURL欄に先程コピーしたURLを貼り付けたら『OK』をクリック。

    ついでに高さの調整もしておきました。

     

    チャット欄がOBS管理画面上に反映されました。

     

    ドラッグ&ドロップでチャット欄を位置調整したもの↓

    これでコメントが画面上に反映されるようになりました。

     

    補足
    生配信中にコメントがつくとこんな感じになります↓

     

    おまけ②:ソースの名称を変更する

    『ブラウザ』『ウィンドウ』のままだと何がなんだか分かりませんよね。(´・ω・`)

     

    というわけで『ソース』の名称を変更しましょう。

     

    1. 『ソース』内の項目(今回は『ブラウザ』)を【control+クリック】
    2. 『名前を変更』をクリック

     

    キーボードで好きな文字を打ち込みます。

     

    今回の設定を経て行った生配信動画(アーカイブ)

    ここまで行った設定で準備は十分でしょう。『配信開始』を押して生放送開始です。

     

    Youtubeライブ(アーカイブ)↓

     

    WiFiはホームルーターを使用しています。光回線に比べ回線が不安定なので、ところどころ挙動が重くなっている可能性があります。

     

    さいごに

    この記事が生配信の第一歩を踏み出すきっかけとなったのなら、これにまさる喜びはありません。

     

    それでは良き生配信ライフを〜(^o^)/

     

    参考サイト一覧

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